【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~

行方不明者二人目:情報収集

 
 紅緒から告げられた『行方不明者二人目』
 桃花が見つけたスマホの持ち主は、紅炎学園高等部1年・東部梨加(ひがしべりか)という女生徒だった。
 
「まさか行方不明者が増えるだなんて……」

 朝のリビングで告げられた桃花は顔を青ざめる。

「……俺達は情報収集も兼ねて学校へ行く。桃花、お前はどうする? 此処の警備は万全だ。休んでもいいんだぞ」

「そんなのイヤ! 行く!」

「やっぱりか。俺の傍にいろよ」

「うん……!」

「じゃあ四天王も茜も情報を集めろ。放課後に集まる」

「「「「「了解!」」」」」

 調査をするには、学園へ行かなければならない。
 全員で学園へ向かう。

 昨日に会議で話したように、それぞれで情報収集を行う事になった。

 紅緒と桃花は二人で学園をまわり、生徒への聞き込みをする事にした。

女生徒A「わぁ飛鳥様……! え? ふくしゅう鬼ごっこゲーム? あ~流行ってるって聞いて! 一回入れましたよ。でも運ゲーみたいなもんだから、すぐやめましたぁ。総長、一緒に写真撮ってください!」

女生徒B「きゃー! 飛鳥様ー!! あぁ、ふくしゅう鬼ごっこ~グループチャットでオススメしてくる人がいたから、入れてみたけど~やってないです。放送かっこよかったですー!! 飛鳥様! 握手してください! え? ダメ?」
 
女生徒C「あ、飛鳥様……! と、隣のそのダサい女は……い、いえ失礼しました! え? ふくしゅう鬼ごっこ。知ってます~なんかSNSで流行ってるって聞いたから~何回かやったけど、つまんなくて」

女生徒D「飛鳥様~私と付き合ってくださいー! 私、総長だったら、何されてもいいです! ふくしゅう鬼ごっこ? あーあのクソゲー知ってますー。あのー飛鳥様ってフリーですよね?」

 休み時間ごとに話を聞いて、昼休みにぐったりする飛鳥。
< 132 / 181 >

この作品をシェア

pagetop