【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~
10年前なら、まだ6歳だ。
嵐のなかで幼い少年が必死に桃花達を守ろうと戦ったのか。
「しかしお前も戦い続け、力も使い果たし大怪我をし死にかけた……その時に桃花さんの御両親が持っていたのは村で代々守られていた不死鳥が宿ると言われていた鏡『不死紅蓮の鏡』だった。その鏡と朱雀家を守ったあやかしの少年を助けるために不死鳥は力を使ってくださった!」
「……まさか」
桃花にはわからなかったが、紅緒は何か察したようだ。
「そうだ不死鳥は自分の加護を娘に与えた。桃花さんは不死鳥の巫女に選ばれたのだ」
「「「「ふ、不死鳥の巫女ぉーーーー!?」」」」
「……桃花が……」
紅緒は言葉を失くし、四人も驚きでどよめく。
「ふしちょうの、みこって……一体なんなんですか??」
「数百年、千年に一度現れるという癒やしの存在……傷ついた生命を癒やし、死者おも復活させる力を持つという巫女……! 人間が神から授かる力としては最高峰だと言われている。その時に授かった癒やしの力で貴女は紅緒を助けたのです」
あまりの言葉にぽかんとしてしまった桃花。
「ま、待ってください! 私にそんな力は無いです!! ……誰かと勘違いしてるんじゃ……!?」
でも思い出す。
今日の校庭で、とっさに苺を助けた力。
あれは不死鳥の力……?