【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~
ルームシェア!?そして歓迎会!?
まさかの理事長の言葉。
ルームシェア!?
これには全員が驚いた。
「ちょ理事長! 妙齢の男女が、大人もいない場所でルームシェアとは……さすがに!」
辰砂が驚きながら言う。
「いいじゃん最高!! 俺は大歓迎! 俺達の家へようこそ~桃花ちゃん☆」
喜ぶ珊瑚。
「俺も嬉しい~~!! お姉ちゃんと一緒だぁ~」
兄と同じく喜ぶ苺。
「地味子と一緒に暮らすだと!? おい! 総長どうすんだよ!!!!」
柘榴が叫ぶ。
「……どうするもこうするも……理事長の決定だ。これが1番だろう。お前ら、しっかり桃花を守れよ」
そうは言うが口元に手を当てて考えるような仕草をする紅緒。
「(紅緒くん……きっと混乱してるよね……)」
桃花自身も戸惑っているが、何故か紅緒がどう思うかが気になってしまう。
しかし次の瞬間、紅緒は二カッと笑って手を叩いた。
「よし! じゃあ桃花! お前の歓迎会をやろう!! 祖父さん、俺が権限をもっていいんだろ?」
「えっ!? わ、私の歓迎会!?」
「あぁ、もちろんだ。桃花さんに関する権限は全てお前に委ねる」
理事長がゆっくりと頷いた。