【完結】不死鳥の巫女はあやかし総長飛鳥に溺愛される!~出逢い・行方不明事件解決篇~
「目は口ほどに物を言うだよね。桃、飛鳥様にはバレちゃったね」
「行くぞ、お前ら!」
鋭い目で四天王に言い放ち、立ち上がった紅緒。
「行こう」
「うっす総長!」
「それがい~ね☆」
「うん!」
それと同時に四天王もオーラを放って立ち上がった。
「ど、どこへ行くの??」
「心配するな。此処で待ってろ」
「は、はい……」
呆気にとられた桃花に、茜は少しワクワクした顔。
女子が二人になったのを見て、また何か言ってやろうと近づく女生徒達……。
中学部の園内では放送部によるお昼の放送が流される。
流行りのポップスやクラシックなど、様々な曲がアナウンサーの紹介と共にかかっていたが。
『学園の生徒全員へ告げる! 俺はお前らが総長って呼ぶ、飛鳥紅緒だ!』
『『『『我らが総長飛鳥ーーーー!!』』』』
「えっ!?」
突然、スピーカーから紅緒の声が。
四天王の声と混ざって放送部員も『総長飛鳥!』と叫んでる。
周囲がザワザワとざわつく。