ヤキモチ妬きな彼からの狂おしい程の愛情【完】
想いが通じあってから暫く、社長に呼び出された私は事務所へやって来た。
「南田くん、最近は順調のようだね」
「はい、お陰様で」
深刻な話かと思えばそうでもなく、世間話の様な会話が続いていて、その中で私は驚くべき事実を知った。
それは、私が雪蛍くんのマネージャーに就いたのは彼たっての希望だったという事。
彼とは私が入社してすぐ一度だけ顔を合わせた事があって、その時に気になり、自分のマネージャーに就かせたいと社長に強く希望し、ちょうど彼のマネージャーが辞職願を出していた事もあって私が担当をする事になったのだと聞いた。
「南田くん、我儘な孫だが、これからも宜しく頼むよ」
「はい!」
彼に初めから必要とされていた事が分かった私は、恋人として、ビジネスパートナーとして、より一層彼をサポートしようと心に誓い社長に返事をした。
「何ニヤニヤしてんだよ、何かあったのか?」
その夜、仕事を終えた私たちは彼のマンションで二人の時間を過ごしていた。
ふと昼間の社長との会話を思い出した私の表情が緩んでいた様で彼に指摘される。
「社長から聞いたんだけど、私が雪蛍くんの担当になったのって、偶然じゃなかったんだね」
そう口にすると、その意味を理解した彼の顔が紅く染まっていく。
「なっ! あのクソじじい! 話しやがったのかよ……」
恥ずかしがっている彼の姿なんて滅多に見る事がないので何だか嬉しくなる。
それと同時に、前から気になっていた事を思い出した私は流れで彼に聞いてみた。
「南田くん、最近は順調のようだね」
「はい、お陰様で」
深刻な話かと思えばそうでもなく、世間話の様な会話が続いていて、その中で私は驚くべき事実を知った。
それは、私が雪蛍くんのマネージャーに就いたのは彼たっての希望だったという事。
彼とは私が入社してすぐ一度だけ顔を合わせた事があって、その時に気になり、自分のマネージャーに就かせたいと社長に強く希望し、ちょうど彼のマネージャーが辞職願を出していた事もあって私が担当をする事になったのだと聞いた。
「南田くん、我儘な孫だが、これからも宜しく頼むよ」
「はい!」
彼に初めから必要とされていた事が分かった私は、恋人として、ビジネスパートナーとして、より一層彼をサポートしようと心に誓い社長に返事をした。
「何ニヤニヤしてんだよ、何かあったのか?」
その夜、仕事を終えた私たちは彼のマンションで二人の時間を過ごしていた。
ふと昼間の社長との会話を思い出した私の表情が緩んでいた様で彼に指摘される。
「社長から聞いたんだけど、私が雪蛍くんの担当になったのって、偶然じゃなかったんだね」
そう口にすると、その意味を理解した彼の顔が紅く染まっていく。
「なっ! あのクソじじい! 話しやがったのかよ……」
恥ずかしがっている彼の姿なんて滅多に見る事がないので何だか嬉しくなる。
それと同時に、前から気になっていた事を思い出した私は流れで彼に聞いてみた。