たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「マジか!やる気出る!」

「メイド喫茶で決まりだろ!」

「お化け屋敷!」

「女装カフェ!」

「普通にオシャレなカフェがいい!」

みんなの提案でいっぱいになった黒板。

しみずんは、それを静かに見つめている。

「メイド喫茶なら、楓がいるし優勝間違いなしだろ!」

「うんうん!優勝するには楓が必要だよ!」

口々に話すクラスメイトに困惑する。

「ちょっと待ってよ。今ブサイクメイドが流行ってるの!?」
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