たとえこれが、何かの罠だったとしても。
そして、なぜか静かになる教室。

なんだろう、毎回このデジャブは。

「…とにかく、楓は黙ってメイド!」

「そんな横暴な!しみずん、どうにかしてよ〜」

助けを求めるも、すでにメイド喫茶をすることにしたのか私の名前を書き込んでいる。

「はい、他の人員はー?」

「市原さん!」

「大原!」

胡桃をはじめ、クラスの可愛い子たちが呼ばれていく。

…私、生き地獄決定です。

そして決まった6人のメイド。

引き立て役、頑張らないとね。
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