たとえこれが、何かの罠だったとしても。
将来、伊吹さんにおいしい手料理を振舞って食卓でご飯を食べて……。

これって結婚!?

一人妄想に耽っていると…。

「どうしたの、楓?」

「あ、いや、なんでもない!」

お父さんに不審がられてしまった。

「今日はクラス会なんだよね?」

「うん、楽しみ!」

「今日は送り迎え頼んであるから。楽しんできてね」

「うん、ありがとう!」

夜が楽しみだなぁ。

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