たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「まずは、定番のジェットコースターから!」

「俺、楓の隣に座ってもいい?」

「なっ!鋼、おまえ!楓にちょっかい出すなよ!」

「だって俺、諦めるつもりないですし」

「ああ?さっさと諦めろよ!」

「嫌です。チャンス狙ってるんで」

「こいつ…」

またもや、伊吹と鋼が喧嘩を始めてしまう。

櫂は面白そうに鑑賞しているし、どうしよう…。

「じゃあ、私たち3人で行きましょう」

「おう!」

「は!?待て待て、俺も行く!」

「俺だって」

胡桃の一言に、慌てて喧嘩を止めた二人。

さすが胡桃だ。

< 189 / 220 >

この作品をシェア

pagetop