たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「普通ならこうやるよな、普通なら」

「おい、鋼!人の彼女に触るな!」

「ちょっと!いい加減にしないと棗さんにチクるよ!?」

堪忍袋の緒が切れた胡桃に怒られ、二人は言い合いをやめたのだった。


< 209 / 220 >

この作品をシェア

pagetop