たとえこれが、何かの罠だったとしても。
1.イケメンの正体
「お兄ちゃん…」
冷たい感触に目を覚ます。
顔に手をやると、涙で頬が濡れていた。
「この夢、久しぶりに見たな…」
前を向いて頑張ろうって決めたのに。
ベッドの上の時計を見ると、短い針が3を差していた。
「よしっ、勉強しよう!」
ベッドから起き上がり、部屋の電気を点ける。
ふと目に入ったのは、棚の上に飾ってある写真立て。
写っているのは、元気にピースをしている小さい頃の私と…。
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんは、カッコよくて優しくて、人気者で。
冷たい感触に目を覚ます。
顔に手をやると、涙で頬が濡れていた。
「この夢、久しぶりに見たな…」
前を向いて頑張ろうって決めたのに。
ベッドの上の時計を見ると、短い針が3を差していた。
「よしっ、勉強しよう!」
ベッドから起き上がり、部屋の電気を点ける。
ふと目に入ったのは、棚の上に飾ってある写真立て。
写っているのは、元気にピースをしている小さい頃の私と…。
「お兄ちゃん…」
お兄ちゃんは、カッコよくて優しくて、人気者で。