たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「いや、鋼は伊吹さんと違って長いんですよ」

「は?関係ねえだろ」

伊吹さんと櫂の訳の分からない言い合いが始まる。

私は誰と来ても楽しいけどな……。

「またみんなで来ようよ!鋼も伊吹さんも気に入ってくれたみたいで嬉しいな」

すると、なぜかみんなに哀れみの視線を向けられる。

なんで?

すると、お姉さんが注文したものを1人ずつ置いてくれる。

全員揃ったスイーツに、目を輝かせる。

なにこれ!?ここはお菓子の国なのかな……。

あまりのスイーツの魅力に、興奮してしまう。
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