たとえこれが、何かの罠だったとしても。
鋼に問いただされ、怒っている伊吹さん。

でも、ほんとにどういうことなんだろうか。

「警察です!通報された方ですか?」

「はい、そうです」

「事情聴取をしたいのですが、今お時間大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です。……ごめん、みんな。今日はこれで。また来週学校でね!」

「お、おう。気をつけてな」

「また明日ね」

何か言いたげな顔をしているみんなと別れ、伊吹さんと警察署へと向かった─。




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