たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「体育祭、いつなんだ?」

「5月の第3土曜日です」

「体育祭か…。懐かしいな。見に行ってもいいか?」

「もちろんです!」

伊吹さんが来てくれたら嬉しい。

少しでも、伊吹さんと一緒にいたいから。

「毎年、みんなでお弁当食べるんですけど、私の手作りなのでお口にあうかどうか……」

「俺も楓の弁当食べたい」

「…はい!頑張って作ります!」

食べたいって言ってくれた。嬉しい…!

さっそく、メニュー考えないとね。

「伊吹さん、好きな食べ物ありますか?」
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