たとえこれが、何かの罠だったとしても。
「もうダメだ。俺には限界だ…」

櫂はそのまま、机に突っ伏してしまった。

確かに、今日はよく集中して頑張った。

もう21時だし、みんな帰る時間だもんね。

「俺、もう眠い」

「大学行けなくなるわよ」

櫂も、私たち3人と同じ大学を目指している。

「まあ、今日はよく勉強したし、また今度頑張ろう」

「楓、今日はありがと!おかげで賢くなれた気がする」

「単純ね」

「櫂なら、もっと成績伸びるよ!お互い頑張ろうね」

「おう!」

「じゃあ、みんなまたね」

「ああ、ありがとな楓。」

「お疲れさま」

これからも、みんなと仲良しでいたいな…。
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