総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
「はは、元気だね。ただいま、沙奈」
そのまま私の身体は宙に浮いて、あっという間に久音くんの腕の中。
────3ヶ月前、私は記憶喪失になった。
久音くん曰く、私は階段から転落して頭を強く打ってしまったらしいけど…、私ってそそっかしいのかな??
最初は知らない自分に不安ばっかりだったけど、久音くんはそんな私に1から色々教えてくれた。
久音くんは私のお兄ちゃん。
狂乱火っていう暴走族の総長をしているらしい。
きっと喧嘩も強いんだろうなと思うけどなんか想像付かないや。
だって久音くんはいつも優しくてニコニコしてる。
とても人を殴ったりしてるとは思えなかった。
久音くんは朝9時に家を出ていって、いつも大体夕方の4時くらいに帰ってくる。
その間私はお留守番。
家でテレビを見たり、ゴロゴロしたり、とにかくまったりしているのが日課だ。
学校には通っていない。というか外には1歩も出ていない。
私は生まれつき身体が悪くて、外へはあまり出ちゃいけない。
久音くんはそう教えてくれた。
だから私は外の世界をあまり知らない。
私が唯一外と繋がっているのは、家に1つだけある小さな窓。
そこからは遠くの方にビルが見えるくらいであとは、空や木が広がっている。
家の外観は見たことないけど、きっとどこかの平屋に住んでるんだと思う。
そのまま私の身体は宙に浮いて、あっという間に久音くんの腕の中。
────3ヶ月前、私は記憶喪失になった。
久音くん曰く、私は階段から転落して頭を強く打ってしまったらしいけど…、私ってそそっかしいのかな??
最初は知らない自分に不安ばっかりだったけど、久音くんはそんな私に1から色々教えてくれた。
久音くんは私のお兄ちゃん。
狂乱火っていう暴走族の総長をしているらしい。
きっと喧嘩も強いんだろうなと思うけどなんか想像付かないや。
だって久音くんはいつも優しくてニコニコしてる。
とても人を殴ったりしてるとは思えなかった。
久音くんは朝9時に家を出ていって、いつも大体夕方の4時くらいに帰ってくる。
その間私はお留守番。
家でテレビを見たり、ゴロゴロしたり、とにかくまったりしているのが日課だ。
学校には通っていない。というか外には1歩も出ていない。
私は生まれつき身体が悪くて、外へはあまり出ちゃいけない。
久音くんはそう教えてくれた。
だから私は外の世界をあまり知らない。
私が唯一外と繋がっているのは、家に1つだけある小さな窓。
そこからは遠くの方にビルが見えるくらいであとは、空や木が広がっている。
家の外観は見たことないけど、きっとどこかの平屋に住んでるんだと思う。