総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
昼間、久音くんはお仕事をしてるみたいだけどなんのお仕事かは、よく知らない。
「今日は何やってたの?」
「テレビ見てたよ!」
1日1人でちょっと寂しかったから、久音くんが帰ってきてくれるとすごく嬉しい気持ちになる。
この家には、私と久音くんの2人で暮らしているけど家のことは大抵久音くんがやってくれる。
料理も、洗濯も。何もかも。私達の両親は早くに死んじゃっていないから、それからはずっと2人でこの暮らしをしていたみたい。
「沙奈、今日晩御飯何がいい?」
休む暇もなく台所に行った久音くんはエプロンを着て冷蔵庫の前に立った。
こうして見ても、やっぱり久音くんはどこからどう見ても面倒見が良くて優しいお兄ちゃん。
本当に暴走族??総長??って疑っちゃう自分も微かにいた。
「うーん…」
久音くんが作るものはどれも美味しくて、迷っちゃう……。
しばらく唸って、頭の中にぽわぽわと浮かび上がってきたものを口にする。
「オムライス!」
「じゃあそうしよう」
「やったっ」
記憶が無くなる前の私もお兄ちゃんの作るオムライスが大好物だったみたいだけど記憶を失ってからも、真っ先に頭に浮かぶのはこれみたい。
そういうのはやっばり無意識に覚えてるものなのかな?
「今日は何やってたの?」
「テレビ見てたよ!」
1日1人でちょっと寂しかったから、久音くんが帰ってきてくれるとすごく嬉しい気持ちになる。
この家には、私と久音くんの2人で暮らしているけど家のことは大抵久音くんがやってくれる。
料理も、洗濯も。何もかも。私達の両親は早くに死んじゃっていないから、それからはずっと2人でこの暮らしをしていたみたい。
「沙奈、今日晩御飯何がいい?」
休む暇もなく台所に行った久音くんはエプロンを着て冷蔵庫の前に立った。
こうして見ても、やっぱり久音くんはどこからどう見ても面倒見が良くて優しいお兄ちゃん。
本当に暴走族??総長??って疑っちゃう自分も微かにいた。
「うーん…」
久音くんが作るものはどれも美味しくて、迷っちゃう……。
しばらく唸って、頭の中にぽわぽわと浮かび上がってきたものを口にする。
「オムライス!」
「じゃあそうしよう」
「やったっ」
記憶が無くなる前の私もお兄ちゃんの作るオムライスが大好物だったみたいだけど記憶を失ってからも、真っ先に頭に浮かぶのはこれみたい。
そういうのはやっばり無意識に覚えてるものなのかな?