総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
出たらダメだよ、って言われてるのに勝手に……しかも内緒で出ようとしてしまった後ろめたさもあった。
でも、明日は土曜日だし、久音くんも1日家にいるはず!
一緒にお外に行くぐらいならきっと久音くんも許してくれるはず!
「沙奈。それは……」
「分かってる!外は危険がいっぱいなんでしょ!体調も悪くなったらすぐ久音くんに言うから!だからほんのちょびっとだけ!だめ?」
咎めるように口を開いた久音くんの言葉を遮って必死に頼み込む。
私が階段が落ちたのも、勝手に家から出たのが原因みたいだった。
また私に何かあったら、って心配してくれてる久音くんの気持ちも私はちゃんと理解していて、だからこそなかなかお願い出来なかったことだった。
何度も両手を顔の前で合わせてお願いする。
「だってほら!私今元気だもん!見て!」
今度はソファの上に飛び乗り、くるっと回ってみせる。ずっと家にいたけど体調なんて崩したことは1度もなかった。
記憶はないからちょっと馬鹿…である可能性は否めないけど、元気そのものだと思う。
でも、明日は土曜日だし、久音くんも1日家にいるはず!
一緒にお外に行くぐらいならきっと久音くんも許してくれるはず!
「沙奈。それは……」
「分かってる!外は危険がいっぱいなんでしょ!体調も悪くなったらすぐ久音くんに言うから!だからほんのちょびっとだけ!だめ?」
咎めるように口を開いた久音くんの言葉を遮って必死に頼み込む。
私が階段が落ちたのも、勝手に家から出たのが原因みたいだった。
また私に何かあったら、って心配してくれてる久音くんの気持ちも私はちゃんと理解していて、だからこそなかなかお願い出来なかったことだった。
何度も両手を顔の前で合わせてお願いする。
「だってほら!私今元気だもん!見て!」
今度はソファの上に飛び乗り、くるっと回ってみせる。ずっと家にいたけど体調なんて崩したことは1度もなかった。
記憶はないからちょっと馬鹿…である可能性は否めないけど、元気そのものだと思う。