総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
健康優良児だと思う!
「……」
やっぱり…ダメ、かな。
無言で険しい表情を浮かべる久音くんの姿にどんどん不安になっていく。
それでももうひと踏ん張り!と上目遣いを続けてみると、少しの沈黙の後。
久音くんは頷いてくれた。
「分かった」
「ほんと!?」
嬉しくて、食い気味に久音くんに掴みかかる。
「あぁ。じゃあ今日は早めに寝ような?」
「うんっ!やったっ!ありがとう!」
めっちゃ楽しみ!
その日はワクワクしながら眠りについた。
***
翌日の土曜日。
お昼ご飯を食べた後。
久音くんは約束通りお外へ連れて行ってくれた。
昨日は雨降ってたけど、今日はThe・夏って感じの鋭い日差しが直撃している。
晴れて良かったぁ。
朝起きた時、雨降ってなくてホッとしたんだよね。
夜『明日晴れますように』って願っといた甲斐あった!
セミもあちこちでミンミン鳴いてるし、少し歩いただけで背中や額に汗が滲んできた。
「うちって結構山奥にあるんだね!」
「そうだよ。自然いっぱいでいいでしょ」
「うん!」
初めて家の外出たけど、私の住んでる家は山奥にあった。
今更だけど初めて知ったからびっくりする。
こんなに自然に囲まれてたんだなぁ。
山中をしばらく歩いたらだんだん道が開けてきて、景色が一気に都会っぽくなった。
「わー!」
自宅から15分ぐらい歩き、到着したのは公園?のような場所。
2メートルぐらいはある高いフェンスに囲まれていて、
不規則に地面から顔を出す雑草と、小さなブランコが1つだけある小さなスペースだった。
それでも記憶を失ってから初めての外出だからか、すごく嬉しくて舞い上がってしまう。
「……」
やっぱり…ダメ、かな。
無言で険しい表情を浮かべる久音くんの姿にどんどん不安になっていく。
それでももうひと踏ん張り!と上目遣いを続けてみると、少しの沈黙の後。
久音くんは頷いてくれた。
「分かった」
「ほんと!?」
嬉しくて、食い気味に久音くんに掴みかかる。
「あぁ。じゃあ今日は早めに寝ような?」
「うんっ!やったっ!ありがとう!」
めっちゃ楽しみ!
その日はワクワクしながら眠りについた。
***
翌日の土曜日。
お昼ご飯を食べた後。
久音くんは約束通りお外へ連れて行ってくれた。
昨日は雨降ってたけど、今日はThe・夏って感じの鋭い日差しが直撃している。
晴れて良かったぁ。
朝起きた時、雨降ってなくてホッとしたんだよね。
夜『明日晴れますように』って願っといた甲斐あった!
セミもあちこちでミンミン鳴いてるし、少し歩いただけで背中や額に汗が滲んできた。
「うちって結構山奥にあるんだね!」
「そうだよ。自然いっぱいでいいでしょ」
「うん!」
初めて家の外出たけど、私の住んでる家は山奥にあった。
今更だけど初めて知ったからびっくりする。
こんなに自然に囲まれてたんだなぁ。
山中をしばらく歩いたらだんだん道が開けてきて、景色が一気に都会っぽくなった。
「わー!」
自宅から15分ぐらい歩き、到着したのは公園?のような場所。
2メートルぐらいはある高いフェンスに囲まれていて、
不規則に地面から顔を出す雑草と、小さなブランコが1つだけある小さなスペースだった。
それでも記憶を失ってから初めての外出だからか、すごく嬉しくて舞い上がってしまう。