総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
もう二度と……
ーー財前沙奈さんが、先程遺体となって発見されました
あんな絶望を味わいたくないから。
なのに……
*
✧
꙳
沙奈……
「なんでそんな怒るのっ、ぐすんっ、私の話も聞いてよっ!!!」
沙奈…
そうじゃないだろ…
頼むから…、僕の求める言葉を言ってくれよ。
「ごめんなさ────」
「……もう…いい」
沙奈は……、僕を突き飛ばしたりなんかしない。
絶対しない。
頭が混乱してく。
どこかのネジが外れたみたいに、僕の中の何かが狂う。
得体の知れない恐怖が……、不安が……、
津波のように押し寄せてくる。
どうすればいい?
また、沙奈が奪われそうだよ…?
自分に問い掛けた。
いいの?
このままだと、また…
また───────…
ーー財前沙奈さんが、先程遺体となって発見されました
あんな絶望を味わいたくないから。
なのに……
*
✧
꙳
沙奈……
「なんでそんな怒るのっ、ぐすんっ、私の話も聞いてよっ!!!」
沙奈…
そうじゃないだろ…
頼むから…、僕の求める言葉を言ってくれよ。
「ごめんなさ────」
「……もう…いい」
沙奈は……、僕を突き飛ばしたりなんかしない。
絶対しない。
頭が混乱してく。
どこかのネジが外れたみたいに、僕の中の何かが狂う。
得体の知れない恐怖が……、不安が……、
津波のように押し寄せてくる。
どうすればいい?
また、沙奈が奪われそうだよ…?
自分に問い掛けた。
いいの?
このままだと、また…
また───────…