総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
素直で純粋なまほは、なんの疑いもなくそう呼んでくるけど、酷い呼び方だな、こりゃ。
まぁもう慣れたけど。
「うん。見つかったよ」
「そっか…っ、よかった!」
自分のことで、いっぱいいっぱいなはずなのに俺のことまで心配してくれるんだな。
「まほちゃんって…、悪者さんの好きな人??」
「んー、うん。すげぇ好きな奴だよ」
……お前だ、バカ野郎。
って言いたいけど、堪えた。
「へぇ〜。そうなんだ!────ん?」
まほの目が俺の後ろに向いた。
「あの人悪者さんの友達?」
振り返ると三波が驚いた顔して立っていた。
「ちょっ…響!まほちゃん目覚めたのかよ!」
「あ、あぁ。昨日な」
「なんだよ、言えよ!」
そうだ。言い忘れてた。
申し訳ないが今になって三波の存在を思い出した。
「まほちゃん。久しぶり。響なー、ずっとまほちゃんのこと心配してたんだぞー?」
「?」
話し掛けられたまほは首を傾げてキョトン、としている。
「あっ…、悪者さん。ついててくれてありがとっ。私はもう1人で平気だから、まほちゃんのとこ…行ってあげて?」
「……」
三波が複雑そうに眉をひそめ、俺にコソッ、と耳打ちしてきた。
まぁもう慣れたけど。
「うん。見つかったよ」
「そっか…っ、よかった!」
自分のことで、いっぱいいっぱいなはずなのに俺のことまで心配してくれるんだな。
「まほちゃんって…、悪者さんの好きな人??」
「んー、うん。すげぇ好きな奴だよ」
……お前だ、バカ野郎。
って言いたいけど、堪えた。
「へぇ〜。そうなんだ!────ん?」
まほの目が俺の後ろに向いた。
「あの人悪者さんの友達?」
振り返ると三波が驚いた顔して立っていた。
「ちょっ…響!まほちゃん目覚めたのかよ!」
「あ、あぁ。昨日な」
「なんだよ、言えよ!」
そうだ。言い忘れてた。
申し訳ないが今になって三波の存在を思い出した。
「まほちゃん。久しぶり。響なー、ずっとまほちゃんのこと心配してたんだぞー?」
「?」
話し掛けられたまほは首を傾げてキョトン、としている。
「あっ…、悪者さん。ついててくれてありがとっ。私はもう1人で平気だから、まほちゃんのとこ…行ってあげて?」
「……」
三波が複雑そうに眉をひそめ、俺にコソッ、と耳打ちしてきた。