総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
「おいー、ちょっといいかー?」
声を張り上げながら、ズンズンと家の中に入っていく孝宏さんの背中に張り付くようにして私もそれについていく。
「んー。なんだよー」
リビングのソファに沈み込むようにして座ってスマホをいじっている男の人が見えて、慌てて孝宏さんの背中に掴まる。
この人が息子さん…、かな…?
スマホに夢中で、まだ私の存在に気付いてないみたい。
「今日からお前に妹が出来るぞ」
「は?妹?………あ…」
スマホから目を離した彼とパチリと目が合う。
わぁ…、かっこいい人…っ。
ファーストコンタクトなのに、つい目が釘付けになってしまった。
「誰、そいつ」
見惚れている間に、彼は不機嫌そうに体をソファから起こして尋ねた。
「この子は、パパの友達の娘ちゃんで、まほちゃんっていうんだよ。うちで預かることにしたんだ。お前、妹欲しいって言ってたろ?」
「…いつの話だよ」
小さくお辞儀をして、自分の口からも挨拶する。
「まほですっ」
すると今度は孝宏さんが彼を指差して言った。
「まほちゃん。この人はね、俺の息子の響っていうんだ」
「ひびき…」
かっこいい名前…っ
この人がこれから私のお兄ちゃんになるんだ…っ
「よろしくお願いしま────」
「は?聞いてねぇよ」
声を張り上げながら、ズンズンと家の中に入っていく孝宏さんの背中に張り付くようにして私もそれについていく。
「んー。なんだよー」
リビングのソファに沈み込むようにして座ってスマホをいじっている男の人が見えて、慌てて孝宏さんの背中に掴まる。
この人が息子さん…、かな…?
スマホに夢中で、まだ私の存在に気付いてないみたい。
「今日からお前に妹が出来るぞ」
「は?妹?………あ…」
スマホから目を離した彼とパチリと目が合う。
わぁ…、かっこいい人…っ。
ファーストコンタクトなのに、つい目が釘付けになってしまった。
「誰、そいつ」
見惚れている間に、彼は不機嫌そうに体をソファから起こして尋ねた。
「この子は、パパの友達の娘ちゃんで、まほちゃんっていうんだよ。うちで預かることにしたんだ。お前、妹欲しいって言ってたろ?」
「…いつの話だよ」
小さくお辞儀をして、自分の口からも挨拶する。
「まほですっ」
すると今度は孝宏さんが彼を指差して言った。
「まほちゃん。この人はね、俺の息子の響っていうんだ」
「ひびき…」
かっこいい名前…っ
この人がこれから私のお兄ちゃんになるんだ…っ
「よろしくお願いしま────」
「は?聞いてねぇよ」