総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
【響side】
「にぃにー」
三波がからかうように言う。
まほに会ってからこいつ最近、にぃにとか呼ぶんだよな。
気持ち悪ぃ。
「うっせぇよ」
朝、まほを送り出してから倉庫に行った。
俺と三波の高校は割と春休みが長いが、他の奴らは大半がもう学校が始まっている。
学校が終わった夕方からはチラホラ来だすと思うが、今は三波と俺だけだった。
久音も実はまほと同じで中学生らしい。
まぁ、ヘニョヘニョした見た目してるからそれを聞いても別にそこまで驚きはなかった。
「でもあの響がマジでにぃちゃんやってるなんてなー、おじさん忙しいだろうし、飯とか作ってやってんだろー? さっすがーっ」
なんかイラッとしたのでとりあえず無視。
「おい、無視すんなよー」
そんな三波の声に被さるように頭の中で、まほの声が聞こえてきた。
『ぱぱ…、まって…っ』
あいつ…、たまに夜うなされてんだよなぁ…。
いつの間にか俺の部屋で寝ることが習慣づいたまほ。
いつも平気そうだけど、なんか…
ーーまほちゃんだって、早くにお父さん亡くして、いきなり1人になって……。悲しくない訳ないんだよ。まだ12歳だぞ?
色々考えたりするのかな、なんて思ったりする。
「…」
「にぃにー」
三波がからかうように言う。
まほに会ってからこいつ最近、にぃにとか呼ぶんだよな。
気持ち悪ぃ。
「うっせぇよ」
朝、まほを送り出してから倉庫に行った。
俺と三波の高校は割と春休みが長いが、他の奴らは大半がもう学校が始まっている。
学校が終わった夕方からはチラホラ来だすと思うが、今は三波と俺だけだった。
久音も実はまほと同じで中学生らしい。
まぁ、ヘニョヘニョした見た目してるからそれを聞いても別にそこまで驚きはなかった。
「でもあの響がマジでにぃちゃんやってるなんてなー、おじさん忙しいだろうし、飯とか作ってやってんだろー? さっすがーっ」
なんかイラッとしたのでとりあえず無視。
「おい、無視すんなよー」
そんな三波の声に被さるように頭の中で、まほの声が聞こえてきた。
『ぱぱ…、まって…っ』
あいつ…、たまに夜うなされてんだよなぁ…。
いつの間にか俺の部屋で寝ることが習慣づいたまほ。
いつも平気そうだけど、なんか…
ーーまほちゃんだって、早くにお父さん亡くして、いきなり1人になって……。悲しくない訳ないんだよ。まだ12歳だぞ?
色々考えたりするのかな、なんて思ったりする。
「…」