総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
【響side】
「晩御飯……作りたかった…っ」
「あ?晩御飯?」
聞き返すが、返事はなく、疲れたのかそのまま、まほはぐったりとソファで寝てしまった。
晩御飯て、なんだよ…
しばらく寝顔を見ていたら……
「…まっ……っ」
またまほが何かにうなされているように口をパクパクさせて何かを訴えていた。
「まっ…てっ……」
閉じられた瞳からは、涙がツーと伝っていく。
「おにいちゃ…っ、」
「…っ」
苦しそうに、目をギュッとつぶって、小さく縮こまるまほ。
よく分かんねえけど見ていられなくて、肩を揺すった。
「おい…、まほ、まほ…!」
嫌な夢を見ているなら、起こしてやりたかった。
「んっ…」
パチっとまほの目が開いて、俺を見た。
「大丈夫か…?」
怯えるように俺を見つめるまほは唇がかすかに震えていて、肩で息をしていた。
よっぽど怖い夢でも見ていたのだろう。
「はぁっ…、はぁっ……」
「まほ…?」
目が合っているはずなのに。
いつもなら、こうやって起こせば、「お兄ちゃん…っ」って抱きついてくるのに、今日は違った。
「ぐすんっ、おうち帰るっ、かえるっ……」
「えっ、あ、おい!まほ!!」
「晩御飯……作りたかった…っ」
「あ?晩御飯?」
聞き返すが、返事はなく、疲れたのかそのまま、まほはぐったりとソファで寝てしまった。
晩御飯て、なんだよ…
しばらく寝顔を見ていたら……
「…まっ……っ」
またまほが何かにうなされているように口をパクパクさせて何かを訴えていた。
「まっ…てっ……」
閉じられた瞳からは、涙がツーと伝っていく。
「おにいちゃ…っ、」
「…っ」
苦しそうに、目をギュッとつぶって、小さく縮こまるまほ。
よく分かんねえけど見ていられなくて、肩を揺すった。
「おい…、まほ、まほ…!」
嫌な夢を見ているなら、起こしてやりたかった。
「んっ…」
パチっとまほの目が開いて、俺を見た。
「大丈夫か…?」
怯えるように俺を見つめるまほは唇がかすかに震えていて、肩で息をしていた。
よっぽど怖い夢でも見ていたのだろう。
「はぁっ…、はぁっ……」
「まほ…?」
目が合っているはずなのに。
いつもなら、こうやって起こせば、「お兄ちゃん…っ」って抱きついてくるのに、今日は違った。
「ぐすんっ、おうち帰るっ、かえるっ……」
「えっ、あ、おい!まほ!!」