総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
「そんなに不安がるならハッキリ言う。俺は絶対まほのことを捨てない。ひとりぼっちにしない。迷惑だって、好きに掛けていい。もうお前は……」
頭にポン、と手を置いて言った。
むず痒くて。俺らしくない…セリフを。
「…世界でたった1人の俺の妹なんだから」
俺は……、
寛容の心な持ち主である。
正直。
歯を食いしばるほど手放したくなかったが、必死に心の中で自分に言い聞かせる。
俺は……、
13年間連れ添ってきたくたくたくまさんをぐずる妹にあげてあげるぐらい…
優しい兄なんだ、と。
ぷー
小さく、音が鳴った。
ぷー
「……へへっ…、」
飽きることなくぷーぷーボタンを押すまほの顔には笑顔が戻っていった。
まほはくたくたくまさんをギューと抱きしめながら言った。
「ありがとっ」
「おっと……っ」
そして飛び乗るように俺に全体重を預けて、またひっつき虫のようにしがみついてきた。
「大事にするっ…、一生大事にする!お兄ちゃんだいすきっ」
このままじゃ、
ブラコン確定だ。
でもこの瞬間……
「お兄ちゃん。大きくなったら結婚してっ」
俺も……
シスコンが確定した気がした。
「いいよ」
頭にポン、と手を置いて言った。
むず痒くて。俺らしくない…セリフを。
「…世界でたった1人の俺の妹なんだから」
俺は……、
寛容の心な持ち主である。
正直。
歯を食いしばるほど手放したくなかったが、必死に心の中で自分に言い聞かせる。
俺は……、
13年間連れ添ってきたくたくたくまさんをぐずる妹にあげてあげるぐらい…
優しい兄なんだ、と。
ぷー
小さく、音が鳴った。
ぷー
「……へへっ…、」
飽きることなくぷーぷーボタンを押すまほの顔には笑顔が戻っていった。
まほはくたくたくまさんをギューと抱きしめながら言った。
「ありがとっ」
「おっと……っ」
そして飛び乗るように俺に全体重を預けて、またひっつき虫のようにしがみついてきた。
「大事にするっ…、一生大事にする!お兄ちゃんだいすきっ」
このままじゃ、
ブラコン確定だ。
でもこの瞬間……
「お兄ちゃん。大きくなったら結婚してっ」
俺も……
シスコンが確定した気がした。
「いいよ」