総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
時は遡って、先月の授業参観。
保護者が次々に教室の後方に集まっていく中、まだ休み時間ってこともあり、クラスメイトは「授業参観だるいー」なんて言って、ザワザワしていた。
当然その頃私はぼっちで、友達なんていない。
ポツンと1人寂しく自分の席に座って授業が始まるのを待ってたんだけど…
「まほ」
名前を呼ばれ振り返ると、お兄ちゃんがいた。
「お兄ちゃん…、なんで来たの」
確か孝宏さんは今日お仕事。
お兄ちゃんは学校だって言ってたはず…。
誰も見に来ないって思ってたのに。
お兄ちゃんが来たってだけで一気に落ち着きを失ってしまう。
「なんで、ってなんだよ。まほ寂しいかなって思って、学校サボってやったの」
「さっ、寂しくないもん!」
「はいはい」
はっ…
軽くあしらわれたっ
「で?まほが嫌いなきあらちゃんはどの子?」
「えっ…、あそこの子…」
なんでそんなこと聞いてくるんだろう、と思いながら窓際にいるきあらちゃんに少しだけ視線を向ける。
すると…
お兄ちゃんがきあらちゃんの方に行ってしまったのだ。
まさか、可愛い妹に何してくれてんじゃっ!って怒ってくれようとしてる??
なんて一瞬思ったけど違った。
「こんにちは。きあらちゃん、だっけ?」
なんとお兄ちゃんはニコニコと爽やかな笑みを浮かべながら、きあらちゃんに話しかけたのだ。
保護者が次々に教室の後方に集まっていく中、まだ休み時間ってこともあり、クラスメイトは「授業参観だるいー」なんて言って、ザワザワしていた。
当然その頃私はぼっちで、友達なんていない。
ポツンと1人寂しく自分の席に座って授業が始まるのを待ってたんだけど…
「まほ」
名前を呼ばれ振り返ると、お兄ちゃんがいた。
「お兄ちゃん…、なんで来たの」
確か孝宏さんは今日お仕事。
お兄ちゃんは学校だって言ってたはず…。
誰も見に来ないって思ってたのに。
お兄ちゃんが来たってだけで一気に落ち着きを失ってしまう。
「なんで、ってなんだよ。まほ寂しいかなって思って、学校サボってやったの」
「さっ、寂しくないもん!」
「はいはい」
はっ…
軽くあしらわれたっ
「で?まほが嫌いなきあらちゃんはどの子?」
「えっ…、あそこの子…」
なんでそんなこと聞いてくるんだろう、と思いながら窓際にいるきあらちゃんに少しだけ視線を向ける。
すると…
お兄ちゃんがきあらちゃんの方に行ってしまったのだ。
まさか、可愛い妹に何してくれてんじゃっ!って怒ってくれようとしてる??
なんて一瞬思ったけど違った。
「こんにちは。きあらちゃん、だっけ?」
なんとお兄ちゃんはニコニコと爽やかな笑みを浮かべながら、きあらちゃんに話しかけたのだ。