総長様は可愛い義妹に永遠の愛を​​捧ぐ
「うん!お兄ちゃん大きいから、抱きしめて寝るとよく眠れるんだ〜」

最近はお兄ちゃんの部屋で寝るのが当たり前。

ちゃんと私の部屋も孝宏さんが作ってくれてあるんだけど、やっぱりお兄ちゃんの部屋に入り浸ってしまう。

お兄ちゃんとの日々の生活を思い出して、浸っているときあらちゃんが真剣な顔をして尋ねてきた。

「ねぇねぇ、まほちゃん。‪”‬子供の作り方‪”‬って知ってる?」

「うん!知ってるよ!」

もう。きあらちゃんたらなんで急にそんなこと聞いてくるんだろう?

「流れ星に子供下さいってお願いして、神様がいいよって思ったら翌日発送されるんでしょ?」

昔なんかの絵本で見た記憶をそのまま口にする。

でもきあらちゃんの眉間にはゆっくりとシワがよっていった。

「え、なにそのファンシー思考…」

「え?違うの?」

*数分後*

「…っ、」

だ、だ、、抱かれ、、る、、、?? って、っ、そっ、そういう、、意味なの??

「え、まって!ない!!」

そんなことっ、されたことない!!

急に顔に熱が集まっていく。

きあらちゃんに真実を聞いた私はなんだか一歩大人の階段を登った気がした。

「まほちゃん、少女漫画とか読まないの?」
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