総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
***
「ただいまー」
「ねぇねぇ!響様は!?」
落ち着きのないきあらちゃんは私の後ろに隠れている。
「うーん、靴あるから多分いるよ〜」
玄関に投げ捨てられたようにあるお兄ちゃんの靴を揃えながら、答えると、廊下の奥からお兄ちゃんがやって来た。
「まほ、おかえり。あ、きあらちゃんだ。こんにちは」
「こっ、おこんにちは…っ!!」
お兄ちゃんを前にしたきあらちゃんはなんだかビクビクしてて可愛い。
「お兄ちゃん、今日きあらちゃんと家で遊んでもいい?」
「もちろんいいよ。ほんと2人は仲良しだなぁ。いつもまほと遊んでくれてありがとね。きあらちゃん」
「きゅん!!」
まさかの効果音のようなものが口から出たきあらちゃんは、心臓を押さえてキラキラした目でお兄ちゃんを見ていた。
────お兄ちゃんは、今みたいに私の友達の前だとだいぶ猫を被っている。
本当は今日みたいに玄関までお出迎えに来てくれることは滅多にないんだれど…
本当はこんな爽やかに笑うタイプじゃないんだけど…
きっと私が中学でうまくやれるようにそうしてくれてるんだと思う。
授業参観の時も、わざわざきあらちゃんに挨拶したのは、きっと仲直りさせようとしてたから。
「ただいまー」
「ねぇねぇ!響様は!?」
落ち着きのないきあらちゃんは私の後ろに隠れている。
「うーん、靴あるから多分いるよ〜」
玄関に投げ捨てられたようにあるお兄ちゃんの靴を揃えながら、答えると、廊下の奥からお兄ちゃんがやって来た。
「まほ、おかえり。あ、きあらちゃんだ。こんにちは」
「こっ、おこんにちは…っ!!」
お兄ちゃんを前にしたきあらちゃんはなんだかビクビクしてて可愛い。
「お兄ちゃん、今日きあらちゃんと家で遊んでもいい?」
「もちろんいいよ。ほんと2人は仲良しだなぁ。いつもまほと遊んでくれてありがとね。きあらちゃん」
「きゅん!!」
まさかの効果音のようなものが口から出たきあらちゃんは、心臓を押さえてキラキラした目でお兄ちゃんを見ていた。
────お兄ちゃんは、今みたいに私の友達の前だとだいぶ猫を被っている。
本当は今日みたいに玄関までお出迎えに来てくれることは滅多にないんだれど…
本当はこんな爽やかに笑うタイプじゃないんだけど…
きっと私が中学でうまくやれるようにそうしてくれてるんだと思う。
授業参観の時も、わざわざきあらちゃんに挨拶したのは、きっと仲直りさせようとしてたから。