総長様は可愛い義妹に永遠の愛を捧ぐ
”かわいい”とか思いまくってる時点で、俺は…、
まほのことが好き、なんだろうな。
でも、こんなん不可抗力だろ…
こんだけ引っ付かれて。
一緒にいたら。
意識せざるを得ないだろ…。
「マジで好き…なのか? 俺……」
昼休み。
学校の屋上でふと本音が落ちる。
「ん?なにが?」
隣でサンドイッチを口に運ぶ三波が首を傾げて俺を見ていて、そこで我に返った。
「いや、別になんでもねぇよ」
妹を好きになった、とか死んでもこいつにだけは言いたくねぇ。
どうせからかわれるに決まってる。
「あれ? 今日弁当なの?」
「あー、そう。まほが作る、って聞かなくてさ」
話題は逸れ、俺の手元にある弁当に。
いつもは昼はコンビニで適当に買って済ませてるけど今日は違った。
朝起きたら、親父とまほが何故かキッチンで和気あいあいとしていた。
親父に聞くとまほは前日から俺のお弁当を作る、と意気込んでいたらしい。
弁当の蓋を開ける。
「……っ!」
なんだよこれ〜〜〜っ…
まほのやつ…っ、やりやがったな!!
「へぇ〜。新婚みたいだな。見せてー」
「だめだ!」
まほのことが好き、なんだろうな。
でも、こんなん不可抗力だろ…
こんだけ引っ付かれて。
一緒にいたら。
意識せざるを得ないだろ…。
「マジで好き…なのか? 俺……」
昼休み。
学校の屋上でふと本音が落ちる。
「ん?なにが?」
隣でサンドイッチを口に運ぶ三波が首を傾げて俺を見ていて、そこで我に返った。
「いや、別になんでもねぇよ」
妹を好きになった、とか死んでもこいつにだけは言いたくねぇ。
どうせからかわれるに決まってる。
「あれ? 今日弁当なの?」
「あー、そう。まほが作る、って聞かなくてさ」
話題は逸れ、俺の手元にある弁当に。
いつもは昼はコンビニで適当に買って済ませてるけど今日は違った。
朝起きたら、親父とまほが何故かキッチンで和気あいあいとしていた。
親父に聞くとまほは前日から俺のお弁当を作る、と意気込んでいたらしい。
弁当の蓋を開ける。
「……っ!」
なんだよこれ〜〜〜っ…
まほのやつ…っ、やりやがったな!!
「へぇ〜。新婚みたいだな。見せてー」
「だめだ!」