❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
身体中が痛い、腰も重たくて、至る所がヒリヒリする。

何がどうなったのか、全く覚えていない。

そこへドアがガチャっと開いた。

入ってきたのは力也だった。

「目が覚めたか、具合はどうだ」

「身体中が痛いです、それと喉がカラカラで、お水お願いしたいです」

「今、持ってきてやる」

力也はキッチンに行ってペットボトルの水を持ってきてくれた。

ごくごくと水は、ひとみの喉を潤した。

「なあ、ひとみ、お前が飲まされたのは媚薬だ、あの薬は即効性がある、
なんであの時、しばらく正気でいられたんだ」

「全部、飲み込まなかったんです、それと軽く自分の舌を噛んで、
意識が朦朧としないようにしたんです」
「そうか」

「怒らないで聞いてください」
ひとみは話始めた。

< 19 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop