❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
(山城なら、ひとみを守っていける、俺がひとみを手放せば済むことだ)

力也はその場を後にした。

マンションに戻ると、ひとみは笑顔で出迎えてくれた。

「お帰りなさい、力也さん」

「ひとみ、だいぶ顔色が良くなってきたな」
「はい」

力也は決心していた。

「ひとみ、ちょっと話があるんだ」

「なんですか」

「しばらくの間、山城のところで生活してくれないか」

ひとみは力也の言葉に唖然とした。

「どう言うことですか」

「この間あいつのところに行ってきた、弁護士になったんだな」

「はい」

「極道からも足を洗ってまともな生活をしているらしい」

ひとみは黙って聞いていた。

「まだ、ひとみを愛していると言ってた」

「えっ」

「拉致された時に、俺は思った、ひとみにあんなことさせて、俺はこれから先、
お前を守っていく自信がない、だから、あいつのところなら安心じゃないのかって」

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