❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
そして、ひとみは荷造りをしていた。

「くるみ、大丈夫か」

「山城さん、私はもうくるみじゃありませんよ」

「そうだったな、ひとみ」
ひとみは肩を震わせて、泣き出した。

山城はひとみを抱きしめた。

ひとみは子供のようにワンワン泣いた。

泣いても、泣いても涙が枯れることはなかった。

「ひとみ」

山城はギュッとひとみを抱きしめた。

「山城さん、私と力斗をしばらくの間泊めて頂けますか」

「しばらくの間じゃなく、俺の家族にする、いいな」

「でもそれじゃあ、迷惑がかかります」

「何を言ってるんだ、ひとみ、俺と結婚してくれ、六年前に言いたくても言えなかった言葉を言える日が来るなんて、思いもしなかったよ」

「女は半年経たないと、再婚は出来ません、だからその返事は待ってください」

「わかった、とりあえず荷物を運んで、力斗を迎えに行くか」
「よろしくお願いします」

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