❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
(もう、どうしよう)
子育てに頑張ってきたひとみは、ドキッとした言葉を言われたりすることが
ご無沙汰だった。
ひとみの女の部分が顔を覗かせた。
山城はテーブルの上においたひとみの手にそっと触れた。
じっと見つめあった。
(心臓が破裂しそう)
ひとみは慌てて手を引っ込めた。
「さて、お腹も満たされたから、今度は身体を満足させるかな」
山城は会計を済まして、ひとみと喫茶店を後にした。
山城はひとみの腕を、自分の腕に絡めた。
「ダメです、山城さん」
山城はひとみの腕を離そうとしなかった。
「くるみ、捕まえておかないと、どっか行っちまうからな」
「もう、山城さんったら、私、子供じゃありませんよ」
傍目から見たら、まるで恋人同士のようだ。
山城は角を曲がって、ホテルに入ろうとした。
「山城さん、ダメですよ」
「俺に恥をかかせるな」