❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
そう言って、山城はひとみと共にホテルに入って行った。

その姿を見ていたのは我妻だった。

(ひとみと山城?どう言うことだ)

ホテルの部屋に入った山城とひとみは、吸い寄せられるように

抱き合った。

山城はひとみの唇にキスをした。

ひとみの身体は山城を求めていた。

舌をからめあい何度も唇を啄んだ。

ひとみは山城から身体を離した。

「ごめんなさい、私……」

「くるみは悪くない、誘ったのは俺だ」

「でも……」

山城はひとみを引き寄せ抱きしめた。

「くるみ、俺はいつでもお前を受け入れる状態は出来ている、
この間、力斗と遊んだんだ、あいつに気に入られたぞ」

ひとみは驚きの表情を見せた。

まさか、六年経って、山城がそんなこと言うなんて、夢にも思わなかった。

(我妻を愛してる、でも我妻は私を愛してくれているの)

力斗が生まれてから、我妻に愛されている実感がない。

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