❤️お前に惚れた~極道の一途すぎる愛 第二部六年後再会
わかっている、組長になって、社長と両方の仕事をこなしている。

力斗とも遊んでくれている。
不自由ない生活を送れるようにしてくれている。

でも、私は母親の前に女なんだと、激しく求められたいと望んでいた。

でも、それを山城に求めてはいけない。そんなことはわかってる。

(それなのに、私は力也さんを裏切ってしまった)

「山城さん、ごめんなさい」

ひとみはホテルを飛び出し、マンションに急いだ。

我妻は先に帰っていた。

テツが出迎えてくれた。

「組長、早いっすね」

「パパ、おかえり」

「ママはまだか」

「姐さんはまだっす、姐さんが用意してくれていた飯を、力斗坊ちゃんがお腹空いたって言うので、もう済ませました」
「いつも済まんな」

「それじゃあ、俺はこれで」

テツはマンションを後にした。

しばらくして、ひとみは帰ってきた。

「おかえり、遅かったな」

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