孕むまでオマエを離さない~孤独な御曹司の執着愛~
今まで感じたことのないほどの幸福感が私を包む。
唇が離れ、瞼を開けるとレンズ越しに海星と目があった。
彼の瞳も濡れて光っている。

「愛してる」

彼が呟いた次の瞬間、抱き締められた。

「幸せすぎて夢でも見ているみたいだ」

「私も、です」

でも、これからもっともっと、海星を私が幸せにするんだ。
そう、心の中で密かに、神に誓った。
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