孕むまでオマエを離さない~孤独な御曹司の執着愛~
携帯をポケットにしまい、海星が身支度をしだす。
「うん……はい……わかりました……」
またきっと、とんでもない量を買うんだろうなと、私が遠い目をしたのはいうまでもない。
海星の気の済むまで買い物をし、車のトランクをパンパンにしてアウトレットモールを出る。
「ふふっ」
ふと胸もとに目を落としては、嬉しくてつい笑ってしまう。
「満足してもらえたみたいでよかった」
「あっ、はい!」
くすりとおかしそうに小さく笑われ、焦って返事をする。
私の胸もとには海星が買ってくれた、ペンダントが下がっていた。
お詫びなどいいと断ったが、見るくらいいいだろと入ったアクセサリーショップで紐を結んだようなデザインのものが気に入ったのだ。
でも、悪いしと一度は店を出たもののどうしても忘れられず、結局買ってもらった。
「ありがとうございます、海星」
「いや。
俺は花音の喜ぶことならなんでもしたいだけだ」
下がってもいない眼鏡を海星が上げる。
でも、弦のかかる耳が真っ赤になっていた。
「うん……はい……わかりました……」
またきっと、とんでもない量を買うんだろうなと、私が遠い目をしたのはいうまでもない。
海星の気の済むまで買い物をし、車のトランクをパンパンにしてアウトレットモールを出る。
「ふふっ」
ふと胸もとに目を落としては、嬉しくてつい笑ってしまう。
「満足してもらえたみたいでよかった」
「あっ、はい!」
くすりとおかしそうに小さく笑われ、焦って返事をする。
私の胸もとには海星が買ってくれた、ペンダントが下がっていた。
お詫びなどいいと断ったが、見るくらいいいだろと入ったアクセサリーショップで紐を結んだようなデザインのものが気に入ったのだ。
でも、悪いしと一度は店を出たもののどうしても忘れられず、結局買ってもらった。
「ありがとうございます、海星」
「いや。
俺は花音の喜ぶことならなんでもしたいだけだ」
下がってもいない眼鏡を海星が上げる。
でも、弦のかかる耳が真っ赤になっていた。