それでも最強なあなたを愛し続ける

救世主?

ドアを開けると、そこにいたのは従兄弟の舞。私を見ると、にやぁって笑い、
「お母さぁーん、ぶたが帰ってきたぁーww」
と言った。俯いて、できるだけ目が合わないようにして、部屋(押し入れ)に行こうとしたら、
「あ、あんたの部屋、今日帰るの遅いから、荷物入れにしちゃったwあんたみたいなブタが私の荷物に近寄ったら、荷物が穢れるから入らないでね〜w」
そ、そんな…じゃあ私はどこにいれば…でも、そうだよね、私みたいな子が家にいても、楽しくないし、迷惑だし、それなのに部屋をくれただけ優しかったんだよね。
「帰るの遅くなって、ごめんなさい…」
舞に謝ると、
「むしろあんたが居なくて、居心地よかったけどね!このままどっかに行ってくれれば良かったのに!」
と言われた。
その言葉を聞いて俯いていたら、お義母さんがきた。
「遅かったじゃない…心配したじゃないの」
…あれ…?殴られるか、暴言吐かれると思ったのに、心配してくれてたの…?
「本当に心配したわよ。あんたが私達の事を警察にでもチクったんじゃないのかって。もしそんなことしてたら許さないよ。あんたのこと住まわせてやってるって言うのに。」
…あ、ああ…少しでも期待した私が馬鹿だった…私みたいな存在を、心配する人なんている訳がないんだ。
「そんなことしないよ、、、いつもありがとう」
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