【リレーヒューマンドラマ】佐伯達男のおへんろさん
【食卓コミュニケーションに原因があった…】
それからわしは、次男がすさんだ原因がなんであるかを考えてみた。
この時、食卓コミュニケーションにあったことに気がついた。
次男が小学生の時であった。
朝の食卓にて…
次男の前に、トーストと牛乳とハムエッグが置かれていた。
次男は、妻に対して『あのね、今日ね…』と話しかけた。
洗濯物が入っているカゴを持っている妻は『今は忙しいからあとで…』と言うて次男の前から立ち去った。
次男は、わしにも声をかけた。
ボサボサの髪で、パジャマを着て眠そうな顔をしていたわしは『ああ…また今度な…』と言うて立ち去った。
『忙しいから。』『しんどいから。』…
わしら夫婦は、そのような口ぐせを言うて逃げまくった。
わしらが逃げてばかりいたので、次男とのコミュニケーションを取る時間をつぶした。
妻は、パートタイマーと家事で多忙である。
わしは、1日21時間勤務のタクシードライバーである…
家に帰ってきた時は、気持ちにゆとりがなかった。
家族との時間を作りたい…
分かってはいるど、一歩が踏み出せない…
わしと妻は、心の中が気だるくなったいた。
わしは『本当は結婚生活に向いていないのではないか?』と思うようになった。
妻もまた『アタシ…何のために正晴さんと結婚をしたのか…アタシは、洋画や海外ドラマのラブロマンスに出てくる白馬の王子さまと結婚がした…』と思っていた。
それが原因で、次男の心がすさんだ。
次男が中学を卒業してから10ヶ月後であった。
わしと妻は、知人から都内にある総合学科の私立高校を紹介された。
自分の好きなことをしながら無理なく勉強できる高校であれば次男は行くことが出来る…
わしら夫婦は、そう思ってた。
その翌日であった。
次男は、わしら夫婦に付き添われて私立高校にやって来た。
自分の好きなことをしながら無理のない勉強ができると期待していたが、大失敗した。
次男は『見ると聞くとでは大違いだ!!』と言うて怒った。
高校は総合学科ではあるけど、高校受験に失敗した子たちや高校受験をせずにダラダラと過ごした子たちばかりが在籍していた。
ユニークな教育法を取り入れているのは口先だけで、実際は何もかもホーニン主義で先生たちは無関心だった。
そんなだらけた学校だったので、次男は『やーめた〜』と言うて投げた。
わしら夫婦は、次男に高校に行って欲しいと願っているのに次男はわしらの思いに応えない…
劣悪な条件でもいいから、高校に行ってほしい…
せめて高卒の証書だけでももらえ…
わしら夫婦は、次男に対して高校に行ってくれと強要した。
反発が最高潮に達した次男は『こんな家なんか出て行く!!』と言うて家出した。
それから2年後であった。
次男は、京都府亀岡市にいた。
次男は、亀岡市内に住んでいる中学時代の先輩の家に滞在していた。
次男のすさみが急加速した。
そしてとうとう、次男は取り返しのつかないあやまちを犯した。
その日の朝方であった。
次男と仲間たち4人は、黒のダイハツタント(軽自動車)に乗っていた。
この時、小学生たちが集団登校をしていた。
その時であった。
(キーッ!!ドスン!!)
大変だ!!
次男が運転していた軽自動車が…
小学生たちの列に衝突した…
車を降りた次男と仲間たちは、顔が真っ青になった。
大変だ!!
急いで救護活動をしないと…
子供たちが危ない…
仲間たちは、大急ぎで救護活動を始めた。
しかし、次男は『あばよ!!』と言うて逃走した。
残った仲間たちは、けがをした子供たちの応急処置などに取り組んだ。
仲間たちの必死の救護活動によって、子供たちの生命は救われた。
仲間たちは、ケーサツに逮捕された。
同時に、次男が無免許運転していたことが分かった。
現場から逃走した次男は、5キロ先の国道でトラックにはねられて死亡した。
トラックは、その場から走り去った。
次男は、ひき逃げ事故で亡くなりました。
京都府警からの知らせを聞いたわしらは、ひどい悲しみに包まれた。
こんなはずではなかった…
わしらは、次男がよくなるようにと思って努力したのに…
すべて、水のあわになった…
この時、食卓コミュニケーションにあったことに気がついた。
次男が小学生の時であった。
朝の食卓にて…
次男の前に、トーストと牛乳とハムエッグが置かれていた。
次男は、妻に対して『あのね、今日ね…』と話しかけた。
洗濯物が入っているカゴを持っている妻は『今は忙しいからあとで…』と言うて次男の前から立ち去った。
次男は、わしにも声をかけた。
ボサボサの髪で、パジャマを着て眠そうな顔をしていたわしは『ああ…また今度な…』と言うて立ち去った。
『忙しいから。』『しんどいから。』…
わしら夫婦は、そのような口ぐせを言うて逃げまくった。
わしらが逃げてばかりいたので、次男とのコミュニケーションを取る時間をつぶした。
妻は、パートタイマーと家事で多忙である。
わしは、1日21時間勤務のタクシードライバーである…
家に帰ってきた時は、気持ちにゆとりがなかった。
家族との時間を作りたい…
分かってはいるど、一歩が踏み出せない…
わしと妻は、心の中が気だるくなったいた。
わしは『本当は結婚生活に向いていないのではないか?』と思うようになった。
妻もまた『アタシ…何のために正晴さんと結婚をしたのか…アタシは、洋画や海外ドラマのラブロマンスに出てくる白馬の王子さまと結婚がした…』と思っていた。
それが原因で、次男の心がすさんだ。
次男が中学を卒業してから10ヶ月後であった。
わしと妻は、知人から都内にある総合学科の私立高校を紹介された。
自分の好きなことをしながら無理なく勉強できる高校であれば次男は行くことが出来る…
わしら夫婦は、そう思ってた。
その翌日であった。
次男は、わしら夫婦に付き添われて私立高校にやって来た。
自分の好きなことをしながら無理のない勉強ができると期待していたが、大失敗した。
次男は『見ると聞くとでは大違いだ!!』と言うて怒った。
高校は総合学科ではあるけど、高校受験に失敗した子たちや高校受験をせずにダラダラと過ごした子たちばかりが在籍していた。
ユニークな教育法を取り入れているのは口先だけで、実際は何もかもホーニン主義で先生たちは無関心だった。
そんなだらけた学校だったので、次男は『やーめた〜』と言うて投げた。
わしら夫婦は、次男に高校に行って欲しいと願っているのに次男はわしらの思いに応えない…
劣悪な条件でもいいから、高校に行ってほしい…
せめて高卒の証書だけでももらえ…
わしら夫婦は、次男に対して高校に行ってくれと強要した。
反発が最高潮に達した次男は『こんな家なんか出て行く!!』と言うて家出した。
それから2年後であった。
次男は、京都府亀岡市にいた。
次男は、亀岡市内に住んでいる中学時代の先輩の家に滞在していた。
次男のすさみが急加速した。
そしてとうとう、次男は取り返しのつかないあやまちを犯した。
その日の朝方であった。
次男と仲間たち4人は、黒のダイハツタント(軽自動車)に乗っていた。
この時、小学生たちが集団登校をしていた。
その時であった。
(キーッ!!ドスン!!)
大変だ!!
次男が運転していた軽自動車が…
小学生たちの列に衝突した…
車を降りた次男と仲間たちは、顔が真っ青になった。
大変だ!!
急いで救護活動をしないと…
子供たちが危ない…
仲間たちは、大急ぎで救護活動を始めた。
しかし、次男は『あばよ!!』と言うて逃走した。
残った仲間たちは、けがをした子供たちの応急処置などに取り組んだ。
仲間たちの必死の救護活動によって、子供たちの生命は救われた。
仲間たちは、ケーサツに逮捕された。
同時に、次男が無免許運転していたことが分かった。
現場から逃走した次男は、5キロ先の国道でトラックにはねられて死亡した。
トラックは、その場から走り去った。
次男は、ひき逃げ事故で亡くなりました。
京都府警からの知らせを聞いたわしらは、ひどい悲しみに包まれた。
こんなはずではなかった…
わしらは、次男がよくなるようにと思って努力したのに…
すべて、水のあわになった…