【リレーヒューマンドラマ】佐伯達男のおへんろさん
【屋島寺】
(ここより、しげみちさんの物語に変わります。)
私は、左足のマヒを引きずりながらも歩きへんろの旅を続けた。
善通寺を出発したあと、私は国道11号線を東に向かって歩いた。
それから3日後であった。
私は、ことでん志度線の屋島駅前にいた。
四国へんろの旅は、八十四番札所・屋島寺を入れてあと五つとなった。
何としてでも、最後の札所(大窪寺)にたどり着きたい…
大病が原因で片足がマヒしているけど、最後まで歩き通すのだ…
私は、そう言い聞かせたながら駅を出た。
私は、駅前にある小さなお菓子屋さんの前にもうけられている桟敷席に座った。
この時、店のおかみさんが店から出てきた。
店のおかみさんは、JR屋島駅からやって来るバスに乗っているお客さまたちに屋島水族館《すいぞくかん》の入場券を売りに行くのであった。
店のおかみさんは、私に声をかけた。
「お兄さん、屋島寺まで行くのね…すごくしんどそうだけど大丈夫?」
「ちょっと…足が思う通りに言うことをきかなくて…」
「もうすぐバスが来るよ…それに乗って行ったらいいよ。」
私は、バスに乗って屋島寺へ行くことにした。
運賃は、片道100円である。
八十四番札所・屋島寺にて…
私は、参拝を済ませたあと納径帳《おしゅいんちょう》に朱印《しゅいん》をつけた。
その後に、私は頂上の展望台から高松市内をながめた。
私は、つらかった日々を思い出した。
私は、左足のマヒを引きずりながらも歩きへんろの旅を続けた。
善通寺を出発したあと、私は国道11号線を東に向かって歩いた。
それから3日後であった。
私は、ことでん志度線の屋島駅前にいた。
四国へんろの旅は、八十四番札所・屋島寺を入れてあと五つとなった。
何としてでも、最後の札所(大窪寺)にたどり着きたい…
大病が原因で片足がマヒしているけど、最後まで歩き通すのだ…
私は、そう言い聞かせたながら駅を出た。
私は、駅前にある小さなお菓子屋さんの前にもうけられている桟敷席に座った。
この時、店のおかみさんが店から出てきた。
店のおかみさんは、JR屋島駅からやって来るバスに乗っているお客さまたちに屋島水族館《すいぞくかん》の入場券を売りに行くのであった。
店のおかみさんは、私に声をかけた。
「お兄さん、屋島寺まで行くのね…すごくしんどそうだけど大丈夫?」
「ちょっと…足が思う通りに言うことをきかなくて…」
「もうすぐバスが来るよ…それに乗って行ったらいいよ。」
私は、バスに乗って屋島寺へ行くことにした。
運賃は、片道100円である。
八十四番札所・屋島寺にて…
私は、参拝を済ませたあと納径帳《おしゅいんちょう》に朱印《しゅいん》をつけた。
その後に、私は頂上の展望台から高松市内をながめた。
私は、つらかった日々を思い出した。