もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
「おや、今日はずいぶん早いんだね」
「うん。っていうか、明日から、もうずっとあそこには行かない」
祖母は顔をしかめて訊いてきた。
「何か、あったのかい?」
「よくわからないけれど、雑誌側の都合でモデルが変わることになって」
「変わるって、じゃあ優紀はもうお払い箱ってことかい」
「そうだよ。だから、明日からはもうおばあちゃんに迷惑かけないですむから。今までごめんね」
荷物を置いて、すぐ戻るね、と言って2階に上がろうとしたとき、祖母がわめくように言った。
「なんだってそんなことになるのさ。優紀がどれだけ頑張ってたか、玲ちゃんだって、その編集さんだって知っているはずじゃないか」
「おばあちゃん、違うの。玲伊さんや担当の紀田さんのせいじゃない。皆さん、ちゃんと謝ってくれたから」
「でも、優紀はくやしくないの、苦手な運動も一生懸命やって、好きなものも食べずに我慢……」
「仕方ないことなんだよ。おばあちゃん、お願い。もうそれ以上、言わないで」
なんとかそれだけ言って、わたしは自室に向かった。
「うん。っていうか、明日から、もうずっとあそこには行かない」
祖母は顔をしかめて訊いてきた。
「何か、あったのかい?」
「よくわからないけれど、雑誌側の都合でモデルが変わることになって」
「変わるって、じゃあ優紀はもうお払い箱ってことかい」
「そうだよ。だから、明日からはもうおばあちゃんに迷惑かけないですむから。今までごめんね」
荷物を置いて、すぐ戻るね、と言って2階に上がろうとしたとき、祖母がわめくように言った。
「なんだってそんなことになるのさ。優紀がどれだけ頑張ってたか、玲ちゃんだって、その編集さんだって知っているはずじゃないか」
「おばあちゃん、違うの。玲伊さんや担当の紀田さんのせいじゃない。皆さん、ちゃんと謝ってくれたから」
「でも、優紀はくやしくないの、苦手な運動も一生懸命やって、好きなものも食べずに我慢……」
「仕方ないことなんだよ。おばあちゃん、お願い。もうそれ以上、言わないで」
なんとかそれだけ言って、わたしは自室に向かった。