もつれた心、ほどいてあげる~カリスマ美容師御曹司の甘美な溺愛レッスン~
そう言うと、玲伊さんはアイスコーヒーのグラスをテーブルに置いた。
「さて、次は優ちゃんの話だ」
「えっ?」
「昼に言ってただろう。話があるって」
笹岡さんと玲伊さんが付き合っていると信じて疑わなかったわたしは、振られる心の準備はしてきていたけれど、そうでないとわかった今、どうしたらいいのかわからなくなってしまった。
「わ、わたしは後でいいです。玲伊さんからどうぞ」
「そう?」
玲伊さんは真正面からわたしを見つめる。
相変わらず、綺麗な目。
吊り下げられたライトの光が彼の琥珀色の虹彩に映りこんでいる。
でも、なんの話があるんだろう。
モデルももう降りたのだし。
そんな悠長に考えている場合ではなかった。
「俺は……優ちゃんが大好きで、とても大切に思っている。どうか付き合ってくれないか」
す、好き? 付き合ってほしい?
「ええっ?」
あまりのことに、わたしはなかば叫び声のような大きな声を上げていた。
「さて、次は優ちゃんの話だ」
「えっ?」
「昼に言ってただろう。話があるって」
笹岡さんと玲伊さんが付き合っていると信じて疑わなかったわたしは、振られる心の準備はしてきていたけれど、そうでないとわかった今、どうしたらいいのかわからなくなってしまった。
「わ、わたしは後でいいです。玲伊さんからどうぞ」
「そう?」
玲伊さんは真正面からわたしを見つめる。
相変わらず、綺麗な目。
吊り下げられたライトの光が彼の琥珀色の虹彩に映りこんでいる。
でも、なんの話があるんだろう。
モデルももう降りたのだし。
そんな悠長に考えている場合ではなかった。
「俺は……優ちゃんが大好きで、とても大切に思っている。どうか付き合ってくれないか」
す、好き? 付き合ってほしい?
「ええっ?」
あまりのことに、わたしはなかば叫び声のような大きな声を上げていた。