私の告白リベンジ!
「え〜…みなさん、まずはお疲れ様でした。そして、青組のみんなは優勝おめでとう。今年もいつも以上に熱線が繰り広げられました。例えば――」
校長先生がグラウンドに置かれている台に上がった途端、いつものように長話がスタートする。
最初は集中して聞いていた生徒達も10分もすれば、疲れ切ったような表情を浮かべ、校長先生を見ていた。
「校長先生…そろそろ」
「おぉ、もうそんな時間かね?えー、それではこれをもちまして体育祭を終わりたいと思います。みなさん、本当に頑張りました」
そんな長い話を打ち止めてくれたのは、苦笑い気味の教頭先生だ。
校長先生に耳打ちをして、終わるように促してくれた姿にグラウンドにいる全員が心の中で「ありがとう」とお礼を言ったに違いない。
けど、そんな周りの気持ちとは裏腹に、私は徐々に緊張している自分がいることに気がつく。
だって『じゃあ、あの入学式の日に行った空き教室で放課後待ってるから』だもん…。
緊張するなって言うのが無理だよね。
それに、体育祭が終われば、柊斗に告白するって決めてたわけで。
きちんと自分の気持ちを伝えられるのか。
そして、柊斗は私に何を話そうとしているのか。
考えれば考えるだけ、心臓の鼓動が早くなっていく。
校長先生がグラウンドに置かれている台に上がった途端、いつものように長話がスタートする。
最初は集中して聞いていた生徒達も10分もすれば、疲れ切ったような表情を浮かべ、校長先生を見ていた。
「校長先生…そろそろ」
「おぉ、もうそんな時間かね?えー、それではこれをもちまして体育祭を終わりたいと思います。みなさん、本当に頑張りました」
そんな長い話を打ち止めてくれたのは、苦笑い気味の教頭先生だ。
校長先生に耳打ちをして、終わるように促してくれた姿にグラウンドにいる全員が心の中で「ありがとう」とお礼を言ったに違いない。
けど、そんな周りの気持ちとは裏腹に、私は徐々に緊張している自分がいることに気がつく。
だって『じゃあ、あの入学式の日に行った空き教室で放課後待ってるから』だもん…。
緊張するなって言うのが無理だよね。
それに、体育祭が終われば、柊斗に告白するって決めてたわけで。
きちんと自分の気持ちを伝えられるのか。
そして、柊斗は私に何を話そうとしているのか。
考えれば考えるだけ、心臓の鼓動が早くなっていく。