私の告白リベンジ!
11.元の時代へ
――パチッ。
目が覚めた私は、慌てて部屋の鏡で自分の姿を確認する。
そこに映っていたのは――。
背中まである髪の毛に、顔立ちも幾分か大人っぽくなった自分。
部屋のクローゼットにかかっているのも、高校の制服で。
本当に戻ってきたんだ…。
どうやら、お互いの後悔がなくなったら元の時代に戻るかもしれないという柊斗の説は正しかったようだ。
ホッと胸を撫で下ろしつつ、中学時代に戻ったのはやっぱり夢だったんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。
でも、自分の机の上に置かれているカードを見つけて、表情が緩んだ。
ソっとそのカードに触れ、私は「よし!」と気合いを入れ直すと、今日から通う高校の制服に着替え始めた。
❥
「お母さん、おはよー!」
「あら、蘭。ちゃんと起きれたの。これ、おにぎりにしてあげたからね。和歌ちゃんとバス停で待ち合わせしてるんでしょ?遅れないように行きなさいよ〜」
1階のリビングに下りると、すでにお母さんが朝食を用意してくれている。いつもの見慣れた光景。
昨日までと違うのはお母さんの髪型くらいかな?
「はーい。行ってきます」
おにぎりを受け取った私は元気よく、玄関を出て和歌ちゃんと待ち合わせしているバス停へ向かう。
目が覚めた私は、慌てて部屋の鏡で自分の姿を確認する。
そこに映っていたのは――。
背中まである髪の毛に、顔立ちも幾分か大人っぽくなった自分。
部屋のクローゼットにかかっているのも、高校の制服で。
本当に戻ってきたんだ…。
どうやら、お互いの後悔がなくなったら元の時代に戻るかもしれないという柊斗の説は正しかったようだ。
ホッと胸を撫で下ろしつつ、中学時代に戻ったのはやっぱり夢だったんじゃないかという錯覚に陥ってしまう。
でも、自分の机の上に置かれているカードを見つけて、表情が緩んだ。
ソっとそのカードに触れ、私は「よし!」と気合いを入れ直すと、今日から通う高校の制服に着替え始めた。
❥
「お母さん、おはよー!」
「あら、蘭。ちゃんと起きれたの。これ、おにぎりにしてあげたからね。和歌ちゃんとバス停で待ち合わせしてるんでしょ?遅れないように行きなさいよ〜」
1階のリビングに下りると、すでにお母さんが朝食を用意してくれている。いつもの見慣れた光景。
昨日までと違うのはお母さんの髪型くらいかな?
「はーい。行ってきます」
おにぎりを受け取った私は元気よく、玄関を出て和歌ちゃんと待ち合わせしているバス停へ向かう。