私の告白リベンジ!
「和歌ちゃん、おはよう」
待ち合わせのバス停には、すでに和歌ちゃんの姿があった。
私の声かけに。
「おはよう、蘭。それで行ってきた?過去に」
…!!
開口一番、そんなことを言い出す和歌ちゃん。
私は改めて元の時代に戻ってきたこと、和歌ちゃんも私のタイムリープの事実を知っていることを痛感する。
「ふふっ。とりあえずその反応はイエスってことね。そっかそっか。やっと行ってきたのね…!それにしても、あ〜いいなぁ。私も早く高校で良い男見つけよーっと。とりあえず、借り物競走のお題が『好きな人』だった時に、私の所に来てくれる人がいいなぁ」
クスッと不敵な笑みをこぼす彼女に、カーッと徐々に頬に熱が集まっていく私。
そんな私の反応を楽しむかのように和歌ちゃんは「ごめん、ごめん。つい嬉しくて」と悪びれた様子もなく謝ってくる。
絶対、悪いって思ってない反応だよ、これは!
ジトッとした視線を投げかけてみるも…。
「でも今日から、嘉瀬くんも同じ高校だし?楽しみだね、蘭。離れてたぶん、イチャイチャしていいからね〜」
と、朝から絶好調の和歌ちゃんに私はヒクッと口元を引きつらせた。
「和歌ちゃんっ…!」
「アハハ。ごめんって」
あの日、中学の入学式の日と同じような雲一つ無い青空の下。
私の大きな声が、バス停に響き渡っていた――。
*END*
待ち合わせのバス停には、すでに和歌ちゃんの姿があった。
私の声かけに。
「おはよう、蘭。それで行ってきた?過去に」
…!!
開口一番、そんなことを言い出す和歌ちゃん。
私は改めて元の時代に戻ってきたこと、和歌ちゃんも私のタイムリープの事実を知っていることを痛感する。
「ふふっ。とりあえずその反応はイエスってことね。そっかそっか。やっと行ってきたのね…!それにしても、あ〜いいなぁ。私も早く高校で良い男見つけよーっと。とりあえず、借り物競走のお題が『好きな人』だった時に、私の所に来てくれる人がいいなぁ」
クスッと不敵な笑みをこぼす彼女に、カーッと徐々に頬に熱が集まっていく私。
そんな私の反応を楽しむかのように和歌ちゃんは「ごめん、ごめん。つい嬉しくて」と悪びれた様子もなく謝ってくる。
絶対、悪いって思ってない反応だよ、これは!
ジトッとした視線を投げかけてみるも…。
「でも今日から、嘉瀬くんも同じ高校だし?楽しみだね、蘭。離れてたぶん、イチャイチャしていいからね〜」
と、朝から絶好調の和歌ちゃんに私はヒクッと口元を引きつらせた。
「和歌ちゃんっ…!」
「アハハ。ごめんって」
あの日、中学の入学式の日と同じような雲一つ無い青空の下。
私の大きな声が、バス停に響き渡っていた――。
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