私の告白リベンジ!

3.それぞれの出会い

無事にバスを降り、1人で中学校までの道のりをトボトボ歩く私。

すでに通い慣れた通学路のはずなのに、今の私にとっては初登校なわけで。

でも。

え、あれってミホちゃんだよね?なんか幼い…。

あっちにいるのは、坂本!?うわ、めっちゃ背ちっさ!

真新しい制服に身を包んだ子の中には、数人、見知った顔もチラホラ見受けられる。

本当に過去に戻ってきちゃったんだ、私…。

ここに来るまでの道すがら、そのことを嫌と言うほど痛感させられた。

どうしよう…。どんどん不安になってきちゃった…。

1人でモンモンと考え込んでいるうちに、途方もない不安にかられ、ふいに涙がこぼれそうになる。

その時。

ドンッ。

「…キャッ」

私の前方不注意で、前を歩いていた女の子の背中に勢いよくぶつかってしまい、サーッと血の気が引いた。

 「あ、ごめんなさい!ちゃんと前見てなくて…。大丈夫ですか…!?」

慌ててペコペコと頭を下げ、謝る私に向かって。

「大丈夫、大丈夫。ちょっと当たっただけだから気にしないで?」

そう言って向き直った女の子の顔を見て、私はギョッとする。

「わ、和歌ちゃん…?」

だって、私の目の前にいたのは、少し幼さが残る友達の村田和歌ちゃんだったからー。
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