私の告白リベンジ!
早紀ちゃん…!ありがとう〜。助かったよ…。

心の中で彼女に感謝しつつ、私も和歌ちゃんに笑顔を向ける。

「急に名前呼んじゃってビックリさせたよね…。その村田さんのこと早紀ちゃんからよく聞いてたからつい…」

そんな苦しい言い訳に思わず、内心苦笑いを浮かべてしまったが…。

優しい和歌ちゃんは私の言う事を信じてくれたみたい。

「早紀の友達なら、私とも友達みたいなもんだよ。それに、最初に呼んだみたいに和歌でいいよ?私も蘭ちゃんって呼ぶね」

「う、うん…。じゃあ、私も和歌ちゃんって呼ぶね」

「うん。好きな風に呼んでくれると嬉しいよ。あ、そうだ!蘭ちゃん、せっかくだし学校まで一緒に行こう」

和歌ちゃんに、今さら"蘭ちゃん"って呼ばれるのなんか気恥ずかしいなぁ。

普段、呼び捨てなこともあり、ちゃん付けになれないからか若干ソワソワしてしまう。

でも、こんなに早く和歌ちゃんと仲良くなれるとは思わなかったら正直嬉しかった。



「蘭ちゃんってなんだか今日、初めて会った気がしないよ…!話しててすっごく楽しいし。あぁ〜。クラス分けどんな感じだろうね。せっかくなら蘭ちゃんと同じクラスがいいな」

「アハハ…。私もそう思う…。そうだね!同じクラスだと、嬉しいな…」
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