私の告白リベンジ！

「え、マジか！柊斗の席、窓側の端っこじゃん！いいなぁ〜」

うらやましそうに呟く男子生徒の声が教室内に響き渡る。

その瞬間、クラス中の女子の視線が痛いくらい隣の席に座る私へと突き刺さった。

う…。こ、この視線…！懐かしい〜。

柊斗と仲良くなったばかりの頃、よく感じていたこの視線。昔は怖かったけど、今、考えると大したことはない。

だてに、3年周りより歳を重ねたのも無駄じゃなかったってことね…！

とりあえず女子たちの視線はいいとして、問題は…。

「…隣の席？どうも。オレ、西小の嘉瀬柊斗。よろしくな。あんたは？」

そう隣の席の彼のこと。

気さくに話しかけてくれる柊斗は、記憶にある変わらない姿でそこにいて、思わずチクンと胸がうずく。

「あ…。私、北小の咲倉蘭…です。こっちこそよろしく」

ど、どうしよう…。緊張で目を合わせられないよ。

ほんの少しだけ顔をあげ、笑顔で挨拶を返した私はすぐに視線を机に戻した。

笑った顔、引きつってなかったかな…？