私の告白リベンジ!
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「ねぇ…!蘭ちゃん、途中まで一緒に帰らない?」
「え?」
プリントを配り終わった橋口先生が教室をあとにして数分後。
帰りの準備をしていた私のところへやってきたのは、ミアちゃん、南ちゃんだ。
ミアちゃんと南ちゃんと一緒に…?
ニコニコと笑顔で尋ねてくる2人に私は内心首をかしげる。
だって、2人と仲が悪いわけではないけど、特段、仲が良いわけでもない。
そもそも小学校の時でさえ、一緒にいるグループが違うこともあって、一緒に帰ったりしたことはなかったし…。
突然の予想外の誘いに、どうしたものかと悩んでいる私をよそに。
…ん?
チラチラとミアちゃん、南ちゃんの視線が私の隣の席に移っていることに気がついた。
あぁ、なるほどね…。
ミアちゃんたちが本当に気になってるのは、私じゃなくて柊斗ってことか。
たぶん、隣の席の私をきっかけに声をかけたいのだろう。
ソワソワと落ち着かない様子の2人に私が心の中で苦笑いを浮かべた瞬間。
「ミアちゃん、南ちゃん帰ろう?」
そう声をかけてきたのは、笑顔の葉月ちゃんだ。
「葉月ちゃん、今ね。蘭ちゃんも一緒に帰らないって誘ってたの!ね、南」
「うん。せっかく一緒のクラスになったしさ」
「ねぇ…!蘭ちゃん、途中まで一緒に帰らない?」
「え?」
プリントを配り終わった橋口先生が教室をあとにして数分後。
帰りの準備をしていた私のところへやってきたのは、ミアちゃん、南ちゃんだ。
ミアちゃんと南ちゃんと一緒に…?
ニコニコと笑顔で尋ねてくる2人に私は内心首をかしげる。
だって、2人と仲が悪いわけではないけど、特段、仲が良いわけでもない。
そもそも小学校の時でさえ、一緒にいるグループが違うこともあって、一緒に帰ったりしたことはなかったし…。
突然の予想外の誘いに、どうしたものかと悩んでいる私をよそに。
…ん?
チラチラとミアちゃん、南ちゃんの視線が私の隣の席に移っていることに気がついた。
あぁ、なるほどね…。
ミアちゃんたちが本当に気になってるのは、私じゃなくて柊斗ってことか。
たぶん、隣の席の私をきっかけに声をかけたいのだろう。
ソワソワと落ち着かない様子の2人に私が心の中で苦笑いを浮かべた瞬間。
「ミアちゃん、南ちゃん帰ろう?」
そう声をかけてきたのは、笑顔の葉月ちゃんだ。
「葉月ちゃん、今ね。蘭ちゃんも一緒に帰らないって誘ってたの!ね、南」
「うん。せっかく一緒のクラスになったしさ」