私の告白リベンジ!
中学2年生になる前に転校してしまうことがわかっている私。

2人にはそれを言い出せないから、少しだけモヤッとした気持ちが自分の胸の中にくすぶっていた。

「じゃあ、柊斗の代わりに咲倉ちゃんオレと一緒に応援団やろうよ。咲倉ちゃんなら可愛いからすーぐ人気者になっちゃうだろうなぁ」

岡くんはそう言うと、ニヤッとほくそ笑む。

「あはは。ありがとう〜」

本当にお世辞が上手なんだから。

ノリの良い岡くんに愛想笑いであわせていると。

「あ!嘉瀬くんたちだ。お疲れ様〜。3人とも何の話してるの??」

そう言って、近寄ってきたのは、葉月ちゃん、ミアちゃん、南ちゃんの仲良し3人組だ。

「ん?」

「……」

「あ…。えっと、来年は皆で応援団したいね〜って話てたの」

急に話に入ってきた葉月ちゃんたちに、柊斗は黙り込み、岡くんも少し困ったような表情を浮かべている。

とりあえず、2人が答えないから代わりに私が答えてはみたが。

「へぇ〜。応援団?葉月ちゃんも似合いそう」

「うんうん!葉月ちゃんなら可愛いし、学ランでも袴でも目立つよね〜」

ミアちゃんと南ちゃんは、キラキラと瞳を輝かせそんなことを言い出す始末。

「私?そんなことないよ。それに運動そこまで得意じゃないし」
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